企業理念
経営理念
ひとつぶの種からはじまる豊かな実りを通じ、食と健康を支え
明るい未来づくりに貢献します。
商品に誠意を籠めて
人に誠意を籠めて
そして社会に誠意を籠めて
誠意とは真実の心を伝えることです
誠意とは真実を貫き通すことです
約束を守ることです
期待に応えることです
間違いは速やかに正すことです
人を大切にすることです
当社を取り巻く環境
月間「農林金融」2007年3月号から抜粋した、わが国における野菜の受給動向のポイントを次に列挙した。
これによると生鮮野菜の輸入量の増加によって、輸入量上位10品目のすべてにおいて国産品の価格が下がっており、また、国内野菜の生産量も減少の一途を辿っており、
わが社を取り巻く環境は年ごとに厳しさを増している。
以下、その概要を述べる。
- 近年野菜の輸入が漸増し、2005年では約300万トンと国内需要量約1,500万トンの21%を占めるに至っている。輸入野菜を形態別にみると、生鮮野菜が100万トン強で増加傾向が強く、次いで冷凍野菜が80万トン、その他がまとめて100万トン弱で、うちトマト加工品、その他調製野菜が増加傾向にある。
- 輸入先別にみると、中国からの輸入量が圧倒的に多く、全体の56.9%、165.4万トン(05年)を占めて増加傾向にあり、輸入野菜全体の輸入増の主因となっている。2位は米国の17.8%、51.7万トン(同)で、近年減少傾向にある。中国産野菜の価格競争力は強く、全体輸入単価を押し下げ、生鮮ブロッコリー、スイートコーン(その他調製野菜)では主力輸入先である米国のシェアを切り崩しつつある。
- 05年の生鮮野菜輸入量の上位10品目の価格を、国内卸売市場価格ベース(04年)で国産品と比較してみると、すべての品目で国産品の価格が上まわっており、ニンニクを除く9品目の単純平均で1.6倍となっている。主要な輸入野菜は5品目とも近年(98~04年)輸入量シェア(=100-自給率(%))が上昇傾向にある。04年におけるシェアは、高い順にさといも(31.4%)、たまねぎ(22.7%)、ねぎ(11.6%)、キャベツ(5.3%)となっている。
- 国内野菜の生産量は、82年の1,678万トン以降減少が続き、05年では1,248万トン(82年の74%)となった。これは、1人1年当たりの消費量の減少による需要減と、野菜輸入増、生産者の高齢化による規模縮小等が複合的に生じた結果となっている。
- 国内野菜販売農家の規模拡大は、徐々にではあるが進んでいる。一方、野菜販売農家の年齢層別の農業従事者割合の動向を見てみると、95年に28.5%だった65歳以上の割合は、00年には34.8%に上昇しており、高齢化と後継ぎ(農業後継者)不足が進んでいる。
- 野菜生産の低コスト化はいずれの産地においても避けて通れない課題であり、そのためには、機械化の一層の推進等が必要なものと考えられる。しかしながら、輸入品との価格差は非常に大きく、国内産品は鮮度や「安全・安心」を中心とする国産プレミアムを確保しつつ、加工・業務用需要へも的確に対応していく必要がある。
など、今後ともわが社を取り巻く経営環境は真綿で首を絞めるがごとく、次第に厳しさを増しつつあるのが現状である。
環境方針
株式会社井谷種苗園は、地域社会の発展と地球環境の調和をめざすとともに、人と大地にやさしい環境の保全と創出に取り組みます。
- 環境への負荷の低減に努めるとともに、省資源と効率化に取り組みます。
- 廃棄物の発生抑制・再利用・リサイクルに取り組み、循環型社会の構築に向け努力します。
- 環境マネジメントシステムに基づき、継続的改善に努めます。